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【羽黒山神社・瀬波温泉・会津若松 2007年6月17〜18日】
もと姫&たか

「37年程前、学生時代一緒に山に明け暮れていた友人が、何を思ったか難関就職だった都庁を辞め、当ての無い旅に出たいと言ってきた。当時東京生活から故郷に戻り、ぶらぶらしていた僕は付き合う事になり、新潟駅で待ち合わせ各駅停車で北上した。最初に行き着いたのが鶴岡、その夜は近くの湯田川温泉の渓流沿いの小さな宿に泊まった。
翌日あても無くバスに乗り「出羽三山羽黒山神社」へ、杉木立を頂上まで歩き遥か月山を2人で眺めた。酒田、秋田、青森と駅舎で寝たり居酒屋でグダをまいたりしながら、5日程あての無い旅をした。
「これで思いが吹っ切れた」と転機に掛ける友人と、握手して上野駅で別れた。

6月17日(日) 

車窓からの妙高・火打方面
今回はそんな懐かしい思い出のある出羽羽黒山を訪ねてみよう。
梅雨にも関わらず好天の中高速を上越に向かう、妙高火打方面が綺麗に見える。
上越から北陸道を快調に走り、米山SAで軽い朝食を食べる。
久々の海だが、波もなく穏やかな風景が拡がる。ドライブは海岸を走るのが好きだ。
昔からドライブというと海に自然に向かってしまう。中条で高速を降り胎内川を渡る。「こんな所まで渓流釣りに来てたんだ」もと姫
40代の頃毎週の様に土日にかけてやって来た奥胎内、でも来年にはダムの底になるらしい。

米山サービスエリアで

笹川流れの綺麗な海
7号線をそれて国道345号線(日本海夕日ライン)を走る。笹川流れの景勝地が素晴らしい。

再び7号線と合流して鼠ヶ関から山形県に入り鶴岡に、遥か彼方に鳥海山が見えている。
鶴岡市街地から羽黒山神社に、ナビがないので感で車を走らせる。
地図を見るのが好きなので殆ど感だけで走るが、思惑通りいった時の快感が何とも言えない。
隣の方向音痴のもと姫はガイドをかってでるが、まるっきり当てにならないのだ。

羽黒山神社へ

羽黒山神社山門
宿坊の立ち並ぶ門前街を過ぎて、羽黒山神社の山門前の駐車場に車を停める。

樹齢1000年の爺スギと5重塔

杉木立の中石段を下る
杉木立の中を10分程歩くと、1000年以上の立派な杉林の中に5重塔が現れる。
言葉に表せない荘厳な気持ちに浸れる不思議な感覚。
もと姫「こんな感じの五重塔は初めて」と飽きることなく見入っている。
此処から頂上神社まで杉木立の中を歩いて1時間程だが今回は時間が無いので諦めよう。

山頂までの長い石段

五重塔をアップ

荘厳な5重塔にみとれる

可愛いお地蔵さん

月山・湯殿山を見る
再び車に戻り車道を走る、湯殿山・月山も遥かに見えている。
月山神社にお参りして往路を戻る事にする。

山頂の月山神社でお参り
陽が沈みかけた夕日ラインを今夜の宿瀬波温泉に向かう頃、隣でもと姫が船を漕ぎ始める。

海岸端は花盛り
再び車に戻り車道を走る、湯殿山・月山も遥かに見えている。
月山神社にお参りして往路を戻る事にする。
立派なホテルが立ち並ぶ温泉街だけど、長引く不況に閉鎖に追い込まれたホテルもチラホラ。そんな中で「汐美荘」は夕映えの宿として有名、結構大勢の宿泊者がいる。通されたのは9階の海の見える広い部屋、ベランダも付いている。

汐美荘のベランダから
足湯でくつろ

海岸で波と遊ぶ
夕飯まで時間があるので、足湯を楽しんだり波と戯れたり1時間程散策。
楽しみの温泉に入ってみるが、内湯、源泉、野天と設備も充実してる。
掛け流しの源泉にゆっくり浸かり、海を眺めながら今日の疲れを取る。

陽も傾きかかる
さて楽しみの夕飯は夕陽を見ながらの部屋食。のど黒の塩焼きも出ている。のど黒の酒蒸し、お刺身と予約した「のど黒尽くし」が食卓を飾る。暫くは言葉も無く食べる、此の為に昼はダンゴ2串で我慢したんだ。窓を見ると、空を真っ赤に染めながら陽が沈んでいく。
のど黒、お酒、そして写真撮影と忙しい食事になってきたが、アッというまに夕陽は海の中に消えていった。暗くなった海に漁火があちこち見える頃、やっと落ち着いた食事となりました。

夕飯の食卓

メインののど黒塩焼き

日本海に沈む夕陽

夕日を見ながらの食事
夕飯を食べたらすっかり疲れで寝込んでしまった。もと姫に起こされ、貸切風呂に入ってみる事にする。
夫婦で風呂に入るなんて、若い頃はあったのかな〜(記憶にない)
すっかり貫禄のついたお互いの背中を流しながら、2人で湯船に浸かり海を眺める。こんな時間も夫婦には必要なんだな・・としみじみ思った。

空を真っ赤に染めながら

源泉掛け流しの貸切風呂
6月18日(月)
波の音を聞きながらの朝の目覚め・・とはいかない静かな朝。窓のカーテンを開けると、薄曇の穏やかな風景が拡がる。
数人しかいない野天風呂に浸かり、穏やかな海を眺める。ハマヒルガオの咲く海岸を2人でゆっくり散歩してから朝食だが、ここでハプニング、隣に座った女性が朝から大ジョッキをグイグイ。宿の支配人を呼んで「女将を連れて来い」と無理難題。支配人らしき人が、僕らをみて困ったような顔「あれ!連れと間違えられてる」そう言えば先程から、何回も僕らに話しかけてきたけど生返事してたのだ。フラフラと女性が席を立ったのを潮時に、僕らも退散することにした。
朝の散歩 海岸到る所に咲くハマヒルガオ
汐美荘全景 さて今日はは何処に行こう?真直ぐ帰るのも勿体無いからと地図を拡げる。
新潟から磐越自動車道で会津若松、僕も行った事がないコースだ。欲張らないで、白虎隊のお墓と鶴ヶ城だけ見て帰ろうと決定する。
阿賀野川沿いに磐越道を会津に走るが単線なので疲れる。おまけにトンネルが多い。意外と時間が掛かり昼頃の到着となってしまう。
隣の壊れたナビの道案内を聞きながら走っていたら、とんでもない方向に行ってしまいガソリンスタンドで市内の地図を貰い、位置関係を把握して元に戻る。
さすが平日で飯盛山も閑散としている。疲れて階段をパスしてエスカレーターで山頂に行く。
20人の白虎隊士達の墓前に線香を手向け、手を合わせて遠く昔を偲ぶ。少し離れた場所の唯1人だけ生き残った飯沼貞吉の墓前を通り、自決した場所まで行って見る。遠く眼下に鶴ヶ城を望み、16・17歳の少年達は何を思ったのだろう。

不思議な建物「さざえ堂」の前を通り、首を傾げながら駐車場に戻る。
白虎隊士の墓

不思議な建物さざえ堂
会津鶴ヶ城は幕末の戊辰戦争で傷付き荒れ果てたが、昭和40年に復元され今は当時の姿に戻る。
城内は桜並み木が多く、木立に見る天守閣はとても美しい。現在は城内は展示場となっていた。
遅い昼食を近くのお蕎麦屋で食べ、和菓子好きのもと姫とお土産を購入して磐越道を新潟に戻る。
単線とトンネルですっかり疲れ、阿賀野川SAで暫し休憩がすっかり寝込んでしまう。

会津鶴ヶ城
娘からの携帯で目が覚め時間をみると4時を過ぎている。30分程寝込んでしまった。関越道の複線は走りやすい。夕方までには帰る約束なので少し速度を上げる。眠くならない様、隣でもと姫が知ってる限りの海の歌を歌ってくれるがかなり煩い。
上越から長野道を走ると我が家もすぐ其処、千切れるほど尾を振って迎えてくれるベルが目に浮かぶ。
2日間の忙しいドライブ旅行だけど、仕事をリタイアしたらゆっくり東北を車で廻りたいね。好きな所で休み、回り道しながら時間に追われない旅、何時かそんな日が2人に訪れるのだろうか?

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