青春の思い出の山「奥秩父」を歩く  2008年11月23日-24日

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メンバー :
  Kunio & たか
山・スキー目次       
yukiyama
コースタイム:23日(晴)瑞牆山荘P8:48----9:33富士見平小屋10:06-----大日小屋11:12----大日岩分岐11:38
           千代の吹き上げ12:28------13:30金峰山14:07------大日小屋15:42------富士見平小屋16:40
        :24日(曇)富士見平小屋8:13----10:32瑞牆山10:45----11:53富士見平小屋12:15----瑞牆山荘P12:48
        *休憩時間を含みます


今期最終の山歩きに、以前からクニオも行ってみたいと言っていた奥秩父の百名山2つ「金峰山」と「瑞牆山」を選ぶ。 テント持参の計画だったが、寒さに弱いクニオの申し出で避難小屋の富士見平小屋を利用する事にする。
管理者に電話で聞いてみると、管理人が連休には居るみたいで素泊りで¥2,500との事だ。
水とストーブと布団はありそうなので、避難小屋としては有料なのは仕方ない事だな。 さて40年振り以上の奥秩父訪問だが、目まぐるしく変わる天気予報に迷わされるのは何時もの事か。


瑞牆山荘からの登山道
瑞牆山荘からの登山道
林間の瑞牆山
林間の瑞牆山
富士見平小屋
富士見平小屋

増富ラジウム鉱泉の温泉街を抜けると、以前は歩いた瑞牆山荘への道は舗装道路になっていた。
歩くと半日かかる林道も、30分程で金峰・瑞牆山の登山口に到着する。 さすが11月最後の連休で、駐車場は車でほぼ埋まっている。 計画では、今日は瑞牆山往復で富士見平小屋泊の予定だったが、明日から天気が崩れそうなので急遽金峰山まで往復する事にする。

幕営場に数張りのテント
幕営場に数張りのテント
金峰山への登山道
金峰山への登山道

富士見平までは1時間もかからない行程、どっさり食料と防寒具を持って歩き出す。
尾根に到達すると木々の間に特異な瑞牆山が姿を見せてくれる。 緩やかに尾根を15分程辿ると、まもなく数張りのテントがある富士見平に着く。 懐かしい避難小屋も昔のままだ。

ちょっと酔っている管理人さんに荷物を預け金峰山を往復してくる。
奥秩父特有の石楠花のトンネルを抜け、大日小屋を目指す。

大日小屋は、数回テントを張った場所だ。多分始めてワンゲルに入ってテントを張ったのが此の場所。 ここから見る大日岩も青空に映え、なかなか迫力がある。
ゆっくり思い出に浸っている訳にもいかず先を急ぐ。


石楠花のトンネル
石楠花のトンネル
大日避難小屋
大日避難小屋
大日岩のトラバース
大日岩のトラバース
大日岩分岐
大日岩分岐
稜線に出る
稜線に出る

大日岩の下部をトラバースして鞍部にでる。
ここから左に少しで大日岩の頂上だけど、帰りによる事にして千代の吹き上げへの急登にかかる。


1時間程で稜線にでて景色が開ける。前方には金峰の五丈岩も見えてくる。

金峰山が見える
金峰山が見える

右側は千代の吹き上げの断崖絶壁、落ちたら命はないでしょう。だが登山道がしっかりしていて殆ど心配はないけど、 日陰に入るとまだ雪が残っており、巨岩の上を気なしに歩くとツルリと滑り嫌らしい。
小屋の管理人がアイゼンを持参して下さいと言ってたけど、これならなんとか歩けそうだ。 さすが11月末の風は冷たい、手袋も厚手に替えて慎重に巨岩の稜線を辿るとまもなく金峰山山頂に着く。

千代の吹き上げ
千代の吹き上げ

千代の吹き上げと富士
千代の吹き上げと富士

五丈岩が要塞のように聳え、ちょっと登ってみたく2人でザイルを持って行ってみる。


日陰に薄っすら雪が残り、どうも滑りそう。
目を見合わせ、即諦め昼食の為スゴスゴ陽当たりの場所に腰を下ろす。


暖かいラーメンとパンで空腹を満たし、じっとしてると寒いので早めの下山を開始します。

後方に瑞牆山と八ヶ岳
後方に瑞牆山と八ヶ岳

金峰五丈岩
金峰五丈岩

五丈岩
五丈岩

富士山に噴煙が?
富士山に噴煙が?

大日小屋から大日岩を見る
大日小屋から大日岩を見る

大日小屋で一休み
大日小屋で一休み

暗くなりかけた頃、富士見平の避難小屋に着き、後は持参した豪華すき焼きの夕飯だ。


小屋に入ると先人が2人、話をするとご夫婦のようです。
すでにストーブに火がはいり、部屋は暖かくなっていました。

富士見小屋で暗闇宴会
富士見小屋で暗闇宴会

お礼を言って、2人で水汲みと薪拾いをする為外にでる。
夕飯はお互い持ち寄った食料は少しずつ交換、スキ焼きに感謝され何度もお礼されました。

食事も終わりかかる頃、酔った管理人が部屋に来て、何も言わずジロジロみてて気持ち悪い。
「如何ですか?」とお酒をだすと、ウイスキを指差して、それが飲みたいらしい。

ストーブが安らぎ
ストーブが安らぎ

管理人はブツブツ言って自分の部屋に戻って行ったが、ラジオを夜中鳴らし時々大声で叫んでるので尚怖い。

布団に入っても、突然襲ってくるんじゃないかと気が気でない。
ふと「八墓村」を思い出し、ストックを小脇に抱え眠れない一夜を過ごした。
朝になって同宿者に聞くと、気にならず寝たのは奥さんだけで、我ら男3人は眠れぬ夜を過ごしたらしい。

翌24日は天気予報通り朝から薄曇り、それでも富士山は朝焼けで赤く染まり一時の晴れ姿を見せてくれた。
簡単な朝食後、ご夫婦に挨拶して瑞牆山に向かう。富士見平からは暫く沢を目指して下る



富士見平からの朝焼けの富士
富士見平からの朝焼けの富士

朝の富士見平小屋
朝の富士見平小屋
瑞牆山へ沢に下る
瑞牆山へ沢を下る
巨岩を支えるクニオ
巨岩を支えるクニオ

涸れ沢から本格的な登りが始まる。巨岩と石楠花の間をガンガン登ると上部に奇岩が聳えているのが見えてくる。

奇岩を右に巻いて登り詰めると鞍部にでる。此処からあっけなく岩の重なった頂上に至る。

山容としては、お隣の小川山がはるかに立派だ。昨日金峰から見たそれは小川山の片隅のピークに見えた。
でも、やはり甲斐の国からみた瑞牆山は、その山容の特異性から見る人を惹き付けて止まない。

鎖場を登る
鎖場を登る
金太郎か?
金太郎か?
この下を右に巻く
この下を右に巻く

奇岩が聳える

そして山頂へ
そして山頂へ

落ちら死ぬよ
落ちら死ぬよ

10分程山頂に滞在したが、やはり雨が降りそうな気配。
飛ぶように下っていくと、同宿のご夫婦に行き会う。別れの挨拶を交し1時間程で避難小屋に到着。
管理人室に耳を澄ますが、どうやらラジオをかけたまま寝ているらしい。

パッキングを済まし、雨が落ちてくる前に下山しよう。後はラジウム鉱泉での温泉入浴が待っている。


 

下山した瑞牆山荘
下山した瑞牆山荘
増富ラジウム鉱泉「増富の湯」
増富ラジウム鉱泉「増富の湯」

若い頃歩いた山河は、懐かしさで一杯だ。
不思議と40年経っても、その場所に来ると当時の情景が思い出され当時の山仲間が偲ばれる。
我が家に戻り、白黒の古いアルバムを引っ張り出したら、今の自分とは思えない屈託のない笑顔の自分を見つけた。
年を重ねただけで、何処かで何かを置き忘れたきた自分を探すために、あの頃の笑顔に少しでも戻って此の先が生きて行ける様に
自分なりの山登りを重ねて行こう。

             「水汲み、蒔き割り、小屋掃除 皆で皆で、やったっけ」

               「雪融け水が冷たくて 苦労した事あったっけ」
                    「今では 皆遠く去り 友を偲んでペンを執る」




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