梶谷新湯「雨飾山荘」と海谷三山「鋸岳」】  2006年10月21・22日
メンバー:なおチャン 佐渡さん たか

1日目 10月21日(曇り)
遠来の知人が久々に長野に来る。温泉と紅葉を求めて、迷った末決めたのが「梶山新湯 雨飾山荘」。
土壇場でご婦人方の不参加で、男だけ3人の出発になる。これはこれで気儘な旅になる。あわよくば海谷三山「鋸岳」の登頂もセットにと地図を見ながら作戦を練った。
午前中の仕事を忙しく済ませ、2人の待つ家に迎えに急ぐ。白馬で食料を買出し、まずは紅葉の小谷温泉に向かう。
雨飾荘の無料の野天風呂で紅葉を愛でながら入浴、近くのベンチで煮込みうどんの遅い昼食をとる。
2人は早速ビールで乾杯、仕方なく僕は運転手に決まる。

小谷温泉 野天風呂

小谷温泉の紅葉

ベンチで昼食

梶山新湯 雨飾山荘

野天 都忘れの湯

なおちゃんと佐渡さん
酒臭くなった車を、鎌池の先が通行止の為、来た道を戻り一路糸魚川へ、根知の信号を右折して梶山に向かう。
佐渡さんが「湯豆腐」を食べたいと言い出して、部落のスーパー「時計屋さん」で豆腐を購入する。
20分程根知川を遡ると、狭くなった林道の終点が「雨飾山荘」。受付で¥8,500払い、黒光りする立派な梁を見上げながら個室に案内される。早速、酒を片手に野天の「都忘れの湯」に直行する。塩辛い、柔らかな泉質でぬるめだが暖まる。広場のベンチで、湯豆腐を作りビールで僕もやっと乾杯!

内部の立派な梁

くつろぐ2人

囲炉裏のある談話室

豪華な夕食
食べきれない程の夕食を食べると、早くも眠気が襲い3人共フトンに潜り ココココ・・・
夜半に目が覚め再度「都忘れの湯」に1人で行ってみた。木立の中に眩いばかりの星空が拡がる。湯に浸かりながら、星空を飽きもせず眺めた。都どころか「家も我も忘れてしまいそうだ

2日目 10月22日(晴れ)
年寄りは朝が早い、5時前から起き出し朝風呂に外に出てみる。まだ暗い中、星空が今日の好天を約束している。
7時からの食事と言うことで、暖まった身体で布団に潜り2度寝のなんと心地いい事か。
温泉で炊いたお粥が、少し塩味で美味しく頂く。

夜明けの鋸岳

雨飾山荘の朝食
海谷渓谷の西側に位置する、駒ケ岳(1498)鬼ノ面山(1591)鋸岳(1631)を総称して海谷三山と言われる。駒ケ岳からの縦走は狭い尾根をたどり、鎖場、梯子の連続する渋いコースになる。
今回は梶山新湯からお手軽「鋸岳」ピストンで、遠来の知人と、中学以来登山はした事がない「なおちゃん」を頂上まで引っ張り上げる計画。ところが1時間もすると鋸岳の全容が遠望でき「あそこまで行くの?」と不安そう。
石の堆積した歩き辛いトラバースを過ぎ、2本の小沢を過ぎると、稜線上の雨飾山の分岐に到着。「ここまででイイヨ」と言うなおちゃんを「後少し」となだめ、緩やかに登る尾根を威圧的にそびえる鋸岳に向かう。

鋸岳が全容をみせる

不安げに見上げる2人

鬼ヶ面から駒ケ岳の稜線

トラバースを行く

雨飾山分岐

稜線を行く

鋸岳が目前に


ブナの林の中を

焼山遠望


北アルプス遠望
緩やかな尾根道の左側に素晴らしいブナ林が紅葉している。見上げると鋸岳の岩峰が威圧的に迫る。
「あんな所どうやって登るの?」不安そうな2人。右手には焼山・金山の稜線が見える、火打は焼山の影に隠れて遠望できない。
突然のように木立を抜け、草付の滑りやすい急斜面にかかる。見上げるとピーク直前の岩場が威圧的、遥か左下に雨飾山荘が見える。「ここまででイイヨ」と言うなおちゃんに「ここで待っていて!」と言い残し1人ピークに向かう。心もとない古いロープをたどり、
高度感を増した岩場を攀じ登ると、痩せ尾根の小さなピークが待っていた。
駒ケ岳から縦走してきた金沢の3人と暫しの会話、縦走路は随分怖い思いをしたみたいだ。なるほど尾根道と言っても岩の上にホンの少し土が付いてるだけで心もとない。ロープも梯子も古く信用出来ないそうだ、所々登山道が崩れ苦労したみたいだ。車で駒ケ岳の登山口まで送る約束して、2人の待つ安全地帯まで降りることにする。 

頂上直下のロープを登る

頂上の岩場

雨飾を背に鋸岳頂上

後少しで・・待つ2人

鬼ヶ面山への縦走路

焼山方面
分岐まで戻り暫し休憩後、追い付いて来た金沢の3人とネット仲間の話をしながら下る。来る時はまだ陽が射していなかった若いブナ林が綺麗だ。ちょっと散策の予定が、往復6時間のスリルある登山になってしまった。

紅葉の中下山

鋸岳を振り返る

ブナ林を下る

雨飾山荘登山口

金沢の3人と

根知から見た駒ケ岳

【コースタイム】
  雨飾山荘8:00〜9:10トラバースの小沢9:20〜10:15鞍部(雨飾分岐)10:30〜11:40
  鋸岳12:00〜12:45鞍部13:00〜雨飾山荘14:05

海谷渓谷を囲むこの山塊は、険しい岩山で構成され興味が尽きない山域だ。メジャーな山と違い登山道も一部不明瞭。山はイイヨと言った「なおちゃん」には悪い事をしてしまった。1歩間違えば重大な事故にもつながる。けれども岩と紅葉と素晴らしい景観が、苦労を余りある物にしてくれた。
「都忘れの湯」で疲れた身体を浸しながら何時か又この山域を訪れたいと、暮れ行く山々を見上げた。


直線上に配置

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