爺ヶ岳(2669)〜針ノ木(2820)縦走】  2006年8月26・27日

1日目 扇沢〜爺ヶ岳〜新越山荘(晴れ)
 病み上がりで少し出鼻を挫かれた、夏山最初の北アルプス山行に選んだのが昨年縦走した針ノ木〜烏帽子の北側の爺〜針ノ木、こばちゃんも未踏との事で泣き落としで同行してもらうことにする。ここが繋がると、白馬〜西穂間では、不帰の峰と野口五郎〜三俣蓮華・奥穂〜西穂が残るのみになる。
 登山者で賑わう扇沢の登山口を後に柏原新道を登る、久々のアルプスでつい足が速くなり、ケルンまでノンストップ「気合入ってるジャン」と言われ、ペースダウンしようと思ったら、高山植物が出始め、毎度のこばちゃんで自動的に強制ダウンが始まった。

扇沢登山口 6:15

扇沢ターミナルと針ノ木を見る

尾根道から水平動が始まり、大勢の登山者と共にお花畑を通り種池山荘に到着。
チングルマの群生と、数々の花に迎えられる。

チングルマ(ボケボケ)
(*綺麗な物を観たかったら「こばホーム」でどうぞ)

種池山荘  9:50

時間が充分あるので、爺ヶ岳中央峰をピストンする事にする。またもや気合が入りノンストップで頂上に向かう・・が着いた途端に太ももの痙攣「痛かった」。癖にならなければいいなと、恐る恐る下って種池山荘で昼食を食べる事にする。早く荷物を軽くしたいので、水は僕のを使わせて貰う(結局こばちゃんの水は使わなかった、ご苦労様でした。)
それにしても辛そうな「ジャアジャア麺?とか」食べていたな・・こばちゃん。
ゆっくりして13;00頃の出発、2時間程で新越山荘に着くな、「冷えたビールが待ってる」・・・そう思ったのが大きな誤算の始まり、ここからのお花畑は本当に綺麗だった。必然的に足が止まる相棒「見て見て○○があるよ」「写真撮らなくちゃあ」「カシャン」。1人で興奮して目がうつろになってる「こりゃ重症だ」僕も半分あきらめてお付き合い。
岩小屋沢で若いグループと話をし、新越山荘は予定の1時間遅れで到着。
すれ違った年配のご夫婦が、日帰りで逆コースを歩いていた「いやあ、相棒が病み上がりなんで、本当は日帰り予定だったんだけど・・」と弁護して頂いた。

爺ヶ岳をピストン

爺ヶ岳中央峰  11:00

花の撮影で目がうつろ状態

岩小屋沢岳到着 15:10

新越山荘到着 16:00

2人きりの食事 18:00
到着後、荷物を整頓して待望のビールを購入、外で暮れ行く蓮華岳を見ながら乾杯。夕食まで1時間の仮寝をして、何故か2人だけの食堂で夕飯を頂く。
明日への期待と、相棒の鼾を恐れながらの夜がやって来た。でもフトンは1人に1枚これは最高の贅沢だな。8;30の消灯 コココ・・ギリギりギリ・・こりゃ駄目だ!。
2日目  新越山荘〜針ノ木〜扇沢(曇り)
明くる27日は、こばちゃん提案で朝食を弁当にして貰い4;20の出発、暗い中ヘッデンの灯りを頼りに鳴沢岳の頂上に向かう。40分程で鳴沢岳に到着、白々と東の空が明るくなり、雲の切れ間から陽が上る、その瞬間空が一面に朱に染まり、思わず手を合わせる。
暫くは、唯黙ってその瞬間に見入った。「来てよかった」心からそう思った。

鳴沢岳の夜明け5:00

・・・・・・

ムムムム・・・・(言葉無し)

歩いた稜線の夜明け
朝食のチラシ寿司を食べ、1時間も長居したら、すっかり身体が冷め寒さがきつい。用意をして次の峰「赤沢岳」に向かう。立山方面の視界が開け、眼下に黒部湖も見える。今までの女性的な山容から、男性的なそれに変わり始める。冷めた身体が温かくなり、防寒着を脱ぎ、一時のアルバイトで赤沢岳に到着。

荒荒しくなった縦走路

立山方面と黒部湖を眼下に
次なるピークは、今回一番長い行程の「スバリ岳」縦走路は黒部側が多いが、信州側は絶壁が多い、頂上はガスに隠れている。鞍部で爺ヶ岳に向かうパーティに会う。頂上はガスで何も見えなかったと残念がる。コマクサの咲くザレ場を急登すると狭い頂上だ。
休む場所を譲って貰い、記念写真をパチリ。心配したガスも取れ「針ノ木岳」もみえる通過した赤沢岳の黒部側の、赤い岩肌が印象的だ。

スバリ岳と背後に赤沢岳

針ノ木岳
いよいよ最後の目的地「針ノ木岳」に向かう、スバリから見る「針ノ木」はまるで岩屑の塊みたいで、見慣れたそれとは違う。マヤクボ沢のカールをみて暫しの登りで、見慣れた頂上に・・。昨年通った船窪・不動岳が懐かしく迎えてくれる。
急に登山者が多くなったカールを峠に向かって下る。相棒も此の時とばかり、花の写真に夢中、名残りは尽きないけど雨の降る前に下ろう。

針ノ木頂上9:25

針ノ木岳(七倉方面より06/8月撮影)

カールの花畑より 針ノ木岳

針ノ木峠10:50

雪渓上部のお花畑

チングルマ(ボケてない?)

針ノ木雪渓を下る

大沢小屋レリーフ前 12:40

作業道を下る

扇沢到着 14:20
針ノ木の雪渓を転びながら下り、大沢小屋で¥550の缶ビールを飲み昼食を食べ作業道で、またもや花に捕まりながら、山と別れる時間を惜しみながら扇沢に下る。

葛温泉の高瀬館の広い野天に入りながら、2人で次回の夢膨らむ計画で話題は尽きない。今年はシーズン直前の病気で予定が大幅に狂ったけど、1歩引いて考えるには良かった。
従兄弟の事故で知り合ったこばちゃん、そして其処から広がった山スキーと仲間達。唯登る事しか知らなかった僕に、登る以外の楽しみを教えてくれた。又の機会を楽しみにして帰途に着いた。

 

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