「針の木岳山行」 2007年8月26日(晴れ)
メンバー : 従兄弟&たか

従兄弟の完全復帰にむけての2回目の山行は、以外にも早くやって来た。
25・26日の一泊での中ア縦走の予定が仕事で都合がつかない。以前から「“針の木”に行きたい!」と言っていた従兄弟を誘いだす。

                                       (※花の画像はクリック拡大!)

登山口の前で 6:15am
明け方の扇沢にやってくると、無料駐車場は以外に空いている。

準備をして
「山を想えば・・」の碑の前で写真を撮り登山道に入る。
(←画像クリック拡大)
先行者が3人、後に続こうとする従兄弟を制して作業道に入る。

こばちゃんに教えて貰った近道だけど、随分時間短縮ができるのだ。

作業道を通る

大沢小屋 7:05am
大沢小屋で雪渓の状態を聞くと、下部は雪渓が割れ始め出来るだけ上部から取り付くとの事。

ノドは亀裂が入り始め、数日中には通行止にしなければの返事。
河原に降りると、何時もより雪渓は上部から始まる。

左岸はズタズタの状態なので、左に渡渉して右岸から雪渓に取り付く。

右岸に渡渉

雪渓に取り付く 7:45am
念の為持参した軽アイゼンを付ける事にする。

暫くは穏やかに登っていくが、谷が狭まってくると雪渓も急になる。
ノドを通過する最後に、雪渓の横に70cm程の亀裂が入っている。

ノドを通過
足場を切って跳ぶが急傾斜なので、バランスを崩すと滑り落ちてしまう。

無事通過して暫くすると雪渓も終わり、雪解け水の流れる場所で小休止する。

ウサギギクが目立つ

針の木峠の最後の登り
上部から10人程の団体さんが、ワイワイ言いながら降りてきた。後ろからきた若い兄ちゃんが、凄いスピードで駆け上がって行く。
「俺達も若ければな〜」と少し羨ましく思うのだが・・それはそれ。もっと賑やかだと思ったけど以外と登山者が少ない。

抜けるような青空と雪渓を渡る涼しい風が気持ちよい。重い腰を上げて最後の急登に入る。此処から素晴らしいお花畑になるのだが、花は終わり気味でウサギギクだけが目立つ。

針ノ木峠に到着 10:28am

アキノキリンソウ
峠の十字が確認できる所からザレ場をジグを切ってあがる。峠に着くと、正面に槍ヶ岳が迎えてくれる。一昨年越えた蓮華から不動・烏帽子のアップダウンの稜線が懐かしい。

槍ヶ岳が迎えてくれる

針の木小屋を後に

針の木岳への縦走路

イワギキョウが咲いてる

チングルマもすでに

赤沢岳から白馬方面
少し遅れた従兄弟の疲れを取り、暫しの休憩後「針の木岳」に向う。カールの中は夏の名残の花の中、紫色のイワギキョウが咲いている。
1時間程で針の木頂上だが、背中が痛み始めた従兄弟とゆっくり登る事にする。
頂上に着くと剣・立山の山々が黒部湖を挟んで大きく聳える。
2週間前に行った白馬方面も見えている。こんなに全山が見えるのは初めて、
まさにアルプスのど真ん中の実感。

イワベンケイ

トウヤクリンドウ

ミヤマリンドウ?

イワツメクサ
お湯を沸かし久々にコーヒーを入れる。山でのコーヒーは最高の贅沢だ。のんびり山々を眺めながら熱いコーヒー、言葉なんていらない。
以外に静かな山頂で、会話するでもなく1時間以上も過ごしてしまった。名残惜しいが、横で居眠り始めた従兄弟を起こし下山する事にしよう。

やっと針の木頂上 11:38am

黒部湖から剣岳

槍ヶ岳遠望
峠に戻り、槍ヶ岳に別れを告げてザレ場を下る。雪渓までアッと言う間に到着。
雪渓を下り亀裂を跳びこした後、
後ろから来たご夫婦が転倒して滑り落ちる。ご主人がグリセードで追いかけ、10m程で危うくとめる。もう少しで雪渓の亀裂に落ちるところだった。
アッと言う間の出来事で、下部の対岸に居た山小屋の人らしき人も心配そうに見ている。ノドの通行止のロープを張っていた作業中だったのだ。
2人が僕らのいる安全地帯まで来るのを待ち、4人で雪渓を降りることにする。聞けば、唐松から縦走して今日種池から来たみたいだ。ご主人は山スキーもやるみたいで、先程のグリセードなんてなかなかのもんだ。

従兄弟の娘に持たされた可愛い水筒

トリカブト

大沢小屋で乾杯 3:25pm

アサギマダラに癒される

子供の頃から兄弟以上に育った2人、僕は男兄弟4人だったけど従兄弟と遊ぶ方が多かった。悪戯するのも一緒、高校時代は運動も同じ体操部。学生時代は体操とワンゲルに分かれたけど。
両方の妻達が
「貴方達一体どんな関係?」と言うほど仲が良い。そんな従兄弟の山への復帰は、どんなに待ち望んだことか。
2度と「あの時の失敗は繰り返さない」再度基礎からのやり直し。以前と違う慎重な歩き方をする従兄弟を見ながら、肝に銘じた山行だった。

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